2004年11月23日

好きな女性

三島由紀夫1925-1970
yukio mishima

「好きな女性」

知的な女性をコテンパンに非難する三島氏にとっ
て魅力ある知的な女性とは、「贅沢と遊びに熱中
する女性」である。
この感性こそが三島文学を創っている。
三十前の男の女性観察としては、実に奥深い。


<何も考えない人>
「一癖ありげな女性というものは、やっぱり魅力
のあるものである。何を考えているのかわからな
い。ということが、もっとも私の弱点にひびく魅
力である。何を考えているのかわからない。とい
う風に見えるのは、往々、何も考えていないし、
習慣として何も考えない。ということでもあるが、
われわれ精神労働者にとっては、何も考えない人
間ほど神秘的にみえるものはないであろう。」

<贅沢と遊びに熱中する女性>
「こんな次第で、私の好きな女性の型(タイプ)
は白痴に近づくが、まるっきり白痴というのも
メガニズムがあらわに見えておもしろくない。
・・・教養もあり頭もよい女性のなかで、私の
心を惹く例外は、全力をあげて贅沢と遊びとに
熱中し、頭の中の知識のことなどは、おくびに
も出さない女性である。
こういう女性となら、戦いが成立する。
大へんに頭の要るゲームが成立する。」

panse280
posted at 10:32

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