2004年06月16日

シャネラーはシャネルとは無関係

ココ・シャネル1883-1971
Gabrielle Chanel

「シャネラーはシャネルとは無関係」

「天才の読み方」(斉藤孝)の中の
「ココ・シャネル」を読んで、ある疑問が
生まれた。
それは、この本を読む限り、いわゆる
シャネラーといわれる人種と、ココ・シャネル
が全く相反するものに思えたからである。

そこで、シャネラーについて調べてみた。


天才の読み方

「松岡正剛の千夜千冊」の「ココ・シャネルの秘密」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0440.html
に以下に記述があった。

「日本のお姉さん、おばさんたちがシャネラーになった
のは1983年にカール・ラガーフェルドがシャネルの主任
デザイナーになってからのこと、それ以前はそんなことは
おこりっこなかったはずである。
だいたいいまシャネラーがもてはやしているシャネル・
スーツは本来のシャネル・スーツではなくて、1985年の
春夏コレクション以降のスタイルなのだ。」

これで、納得した。
やはり、シャネラーはシャネルとは無関係だったのだ。

「私は長続きしないモードには反対だ。これは私の男性的な面である。」
「ボタンホールのないボタンはつけてはいけない。」
「黒と白は絶対的な色だ。」
「本はずいぶん買った。私の最上の友は本である。」
「どう生きたかということは、大した問題ではない。
どんな人生を夢みたかが大切である。」
(以上、シャネル)

あらゆる飾りを嫌い、シンプルと着心地を追求した
彼女の精神は、実に男性的である。

上流階級のモードを壊し、現代ファッションの基礎
をつくったシャネルが死んだ時、タンスの中には、
シャネルスーツが2着しかなかった。

追記:シャネルNO・5
ファッションや香水に全く興味がなくても
シャネルNO・5は知っている。
調香師:エルネスト・ボウ
イメージ:白夜の北極圏の河と湖の新鮮な香り
試作品1〜5の中から、NO・5を5月5日に
シャネルNO・5として発表した。
(NO・1〜4は没)


panse280
posted at 00:38

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