2004年10月19日

新・食事作法?ーばっかり食い

「ばっかり食べ」

十数年前に一人(30前後の男性)だけ目撃した
ことがある。その時は、狂人かヤラセかと思っ
たほど、ショッキングな光景だった。

『週刊朝日』9月3日号
「ばっかり食べキッズが壊す日本の食文化」
"ばっかり食べキッズ"とは、例えば、ごはん、
おかず、味噌汁があったとしても、どれかひと
品ばかりを食べ続け、それを食べ終わらないと、
次の品に手をつけない食べ方をする子供たち。


握り寿司を、ネタとしゃりを別々に食べる子ども。

欧米人はカツ丼を、カツだけ食べてから、次ぎに
ご飯を食べる。
彼らは、口の中で違う食べ物を混ぜたくない、の
だそうだ。(これが普通らしい)

韓国人は、ウナ丼を、グチャグチャに混ぜて食べる。

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<口中調味とばっかり食べ>
伝統的とされる日本人の食べ方については「口中調味」
という言葉が広く使われている。すなわち、ご飯とおか
ずを交互に口にし、口の中でまぜあわせて味をブレンド
させながら食べる方法のことだ。欧米人にはマネできな
い食べ方である。いい例が丼モノ。食生活に詳しいジャ
ーナリストの小平慎一氏が言う。「知り合いのドイツ人
が、しみじみ言うんです。日本人がカツ丼を食べるのを
見ていて、カツとご飯が最後に同時になくなるのがどう
しても信じられない、って。その人は、上のカツをまず
片付け、それからご飯を食べる食べ方しかできませんでした」

「口中調味」という食べ方を編み出した日本人は、本当
に素晴らしいと思います。おかずとともに食べるご飯の
量を少なくすれば味が濃くなるし、ご飯を増やせば味が
薄くできる。つまり、ご飯というニュートラルなものを
間に入れて、自分で味付けしているわけです。
「ばっかリ食べ」で危惧するのは、どうも感覚が西洋人
になっちゃてるんじゃないかということです。すでに箸
をうまく持てない人が半数を超えていることと併せて、
まさに日本の食文化が崩れてきているわけですよ。これ
は一時にどっと現れた現象ではなく、食生活が急激に変
わった「流れ」のなかで起きていることです。だからこ
そ深刻でもあるのですが、今こそ「食育」を真剣に進めて
いくべきです・・・服部幸應・服部栄養専門学校校長
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panse280
posted at 08:38

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