2004年09月22日

日本人の残虐性はどこからくるのか

鈴木大拙1870-1966
zaisetsu suzuki

「物の見方ー東洋と西洋」
-東洋的な見方-

自国の”常識”を突破できるほどの”物の見方”
を身につけるのは難しい。
鈴木大拙氏の「”日本では”人”を戦争の主体に
している。」という”見方”は目からウロコが
落ちる思いで読んだ。


<降参は不名誉なことか>
「欧米人の戦争観は日本人のと違う。日本では
”人”を戦争の主体としているが、前者(欧米人)
に在りては戦争は”力”の抗争である。
それ故、力が尽きれば降参して、お互いに無益の
流血を避ける。・・・・
日本人の戦争は”力”の争いでなくて”人”の争
いであるから、どんなことがあっても降参せずに
自殺してしまう。それが名誉の戦死だということ
になる。欧米人の間では降参は恥辱でも何でもな
い、力のないのに抗争を続けるということは頗る
非合理である、この方がかえって人間的でないと
さえ考えられる。」

<日本人は何故、捕虜を虐待するのか>
「欧米人は”力”を中心に考える故、自ら非人格
的になる。それで、戦時における捕虜の取り扱い
については特別の規則が作られてある、人格の尊
重が説かれるのである。
日本人は”人”を相手とするのであるが、不思議
に人格を無視する。そうして捕虜はいくら虐待し
ても苛責しても惨殺しても構わないということに
している。」


panse280
posted at 07:35

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