2004年09月17日

つくること・選ぶこと

マルセル・デュシャン1887-1968
Henri Robert Marcel DUCHAMP

「レディーメイドの始まり」

火の動き、それが欲しかった。
そして、車輪で間に合わせたとき歴史は作
られた。
絵を描くという行為を突き詰めたら、”選
ぶ”という行為に行き着いた。しかし、そ
れは、やっとピアノを手に入れたピアニス
トにすぎない。

参考:「デュシャンとの対話」みすず書房1800円


<世界初のレディーメイド1913>
「レディーメイドの着想は突然やってきた。
私の家のアトリエに自転車の車輪がありまし
た。薪の火のことを考えました。
車輪を回すと、それだけである動きを思い起
こさせるんです。つまり火の、薪の火の動き
です。
・・・
私には暖炉がなかったので、暖炉の代わりに
回る車輪を置いたのです。そして通るたびに、
この車輪を回しました。
結局、それが私の人生での最初のレディーメ
イドです。」

<つくること、選ぶこと>
「1914年、既製品を使おうと考えました。
(”つくる”とはなんでしょうか)青のチュ
ーブ絵の具を、赤のチューブ絵の具を選ぶこ
と、パレットに少しそれらを載せること、そ
して相も変わらず一定量の青を、一定量の赤
を選ぶこと、そして相も変わらず場所を選ん
で、画布の上に色を載せることです。それは
相も変わらず選ぶことなのです。」
そして、私は、”既製品”を選んだのです。

panse280
posted at 10:03

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