2004年09月11日

庶民は走れずプロは神のように早かった昔

甲野善紀1949-
yoshinori kohno

「武術の新・人間学」

武道は”神業”の宝庫である。
巨人軍の川上は投げられたボールの縫い目
が見えた、という言で有名だが、武道の達
人はそんな程度では驚かない。

武術の新・人間学―温故知新の身体論

<江戸時代まで一般庶民は走れなかった>
そんな馬鹿な!時代劇で、庶民はちゃんと
走っている・・・
「(ナンバというのは普通では)とても走れない
ような身体の使い方なわけです。それでじっさい
走れない庶民は急いで逃げなければならない戦争
や火事の時どうしたかというと、阿波踊りみたい
な恰好をして、両手をやみくもに上げてあたふた
と、泳ぐような恰好で逃げるわけです。」

注:ナンバ走法:身体を捻らない走法。右足・右手
        を一緒に出す。

<走りのプロは神業のように早かった>
一般庶民が走れないのに、プロは恐ろしく早かった
というのが不思議不思議・・・
一日200km,三日で600kmを走ってしまう凄さ。
ある人(源兵衛)は一日で、300km以上を走った。
時速30kmというこの速さは、現在のマラソンが
時速20kmということを考えれば、信じられない
速さである。

マラソンで、1時間30分も可能?

panse280
posted at 11:23

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