2004年05月15日

孤独の研究

木原武一1941-
buichi kihara

「孤独の研究」

「新潮45」の創刊号で、木原さんが
書いた”カント”がおもしろくて、以後
彼の愛読者である。

「これからは、ひとりで生きることが
求められる時代である。・・・
現在の日本では総世帯のうち約2割が
単独世帯である。・・・・
人間はひとりでは生きていけないが、
しかし、ひとりで生きることもできなけ
ればならない。」


「孤独は悪魔の仕事場である。(ナボコフ)」

「人はあらゆるものを孤独のなかで
得ることができる。(スタンダール)」

「孤独は天才の学校である。(ギボン)」

「みずからに誇りをもち、自分にも他人にも
恥ずかしい思いをさせずに生きるー
これがニーチェの哲学のテーマであり、
ニーチェその人の生き方でもあった。
ニーチェにとって、「わが故郷、孤独よ!」
と言うように、男らしく生きるということは、
孤独をいかに生きるかということにほか
ならない。
ニーチェの全著作は、孤独を誇り高く
、男らしく生き抜いた人間の魂の記録
なのである。」(木原武一)


panse280
posted at 15:28

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字