2004年08月19日

小説家になるには

赤瀬川原平1937-
genpei akasegawa

「新解さんの謎」


新明解国語辞典についての紙面?
観察本だが、辞書というのは引く
ものではなく、読むものだ、とい
うことを思い出させてくれる。

「熟語本位英和中辞典」斎藤秀三郎
「言海」大槻文彦
という名著(名辞典)も今は昔?

新解さんの謎

新明解国語辞典より-------------
よのなか(世の中):
同時代に属する広域を、複雑な人間模様
が織り成すものととらえた語。
愛し合う人と憎み合う人、成功者と失意・
不遇の人とが構造上同居し、常に矛盾に
満ちながら、一方には持ちつ持たれつの
関係にある世間。

じっしゃかい(実社会):
実際の社会。
美化・様式化されたものとは違って複雑
で、虚偽と欺瞞とが充満し、毎日が試練
の連続であると言える、きびしい社会を
指す

れんあい(恋愛):
特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人
だけで一緒に居たい、出来るなら合体した
いという気持を持ちながら、それが、常に
はかなえられないで、ひどく心を苦しめる
・(まれにかなえられて歓喜する)状態。
-------------------------------
<トリビア>
小説家になりたかったら、言海(大槻文彦著)
と森鴎外の小説を一日一頁読めばいい、と
永井荷風はいった。


panse280
posted at 22:28

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この記事へのコメント

1. Posted by 若旦那   2006年02月22日 08:41
>小説家になりたかったら、言海(大槻文彦著)
と森鴎外の小説を一日一頁読めばいい、と
永井荷風はいった。

この文章は永井荷風のどの本に載っていますか?
教えてください!


2. Posted by panse   2006年02月22日 22:18
確か、小林秀雄氏の著作の中にあったと
おもいます。
3. Posted by 若旦那   2006年02月23日 02:10
お手数を取りました。ご親切にありがとうございました。
私は小林秀雄の著作は読んでないような気が致します。
それでその永井荷風自身がどの小説なり日記に書いたのか
知りたかったのです。しかし、荷風自身では書き込まず、
小林秀雄が言っていたのでしょうか?
それにしても凄い読書量ですね。
私はショウペンハウエルに心酔していた時期がありました。
いまは知識の限界を知り、法華経を座右の書にしています。
4. Posted by panse   2006年02月23日 20:13
私の西洋哲学の本尊は、ショウペンハウエルです。
ショウペンハウエルが好きな作家ばかりが好きになります。
朔太郎、鴎外、漱石、ニーチェ、トーマスマン、シュレジンガー、
トマスハーディー、トルストイ、・・・
プラトンもショウペンハウエルの仲間です。アリストテレスは違います。
エピクロス、セネカ、プルタークもいいですね。
ショウペンハウエルが好きで、永井荷風というのは珍しい。
私は、まだその境地へたどり着いていません。

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