2004年08月12日

戦艦大和

吉田満1923-1979
mitsuru yoshida

「戦艦大和」

世界の3馬鹿、万里の長城、
ピラミッド、大和、と言われようが
時代錯誤な愚挙と言われようが
「戦艦大和」と「ゼロ戦」には
日本民族の叡智が詰まっている。

戦艦大和ノ最期

「燃料搭載量は往路を満たすのみ・・
その指名は一個の囮(オトリ)に
過ぎず・・勇敢というか、無謀と
いうか」

「本作戦の大綱次の如しー
先ず全戦艦突進、身をもって米海空
勢力を吸収し特攻奏効の途を開く
・・・空前絶後の特攻作戦ならん」

「七万三千トンの巨体は魁偉なる
艦首に菊の御紋章を輝かせ、四周
を圧して不動盤石の姿なり」

「軸馬力十五万馬力を全開、最大
戦速二十七ノットを振りしぼり、
左右に舵一杯をとりつつ必死に
回避を続く」

「まさに天空、四周より閃々迫り来る
火の「槍ぶすま」なり」

「戦闘終了まで、体当たりの軽挙に
出ずるもの一機もなし
正確、緻密、沈着なる「ベスト・コース」
の反覆は、一種の「スポーツマンシップ」
にも似たる爽快味を残す
我らの窺い知らざる強さ、底しれぬ
迫力なり」

「不沈の巨艦、今や水面をのたうち
廻る絶好の爆撃目標たるのみ」

「長さ二百七十メートル、幅四十メートル
に及ぶ鉄塊、今や水中に躍らんとす」

「時に「大和」の傾斜、九十度になんなんとす
かかる例稀有なり
一般戦艦は傾斜三十度をもって沈むを常とす」


panse280
posted at 12:25

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