2004年05月07日

雨ニモマケズ

宮沢賢治1896-1933
kenji miyazawa

「神に王手をした歌」

<雨ニモマケズ>


「鴎外とか漱石とかいう人たちは文学者としても、
人間としても、立派な人でありました。
偉人と呼んでいい人でありました。しかし、私は
鴎外の墓の前にも、漱石の墓の前にも、
本当にへりくだった心をもって跪(ひざまず)きたい
とは考えません。
しかし、賢治の墓の前には私は跪きたい。」(谷川徹三)


雨ニモマケズ



「雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ 慾ハナク
決シテイカラズ

イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト 味噌ト 少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ
ジブンヲ カンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ

小サナ萱ブキノ小屋ニイテ

東ニ病気ノコドモアレバ 行ツテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ 行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ 行ツテ
コハガラナクテモ イイトイヒ

北ニケンカ ヤ ソシヨウガアレバ
ツマラナイカラ ヤメロトイヒ

ヒデリノトキハ ナミダヲナガシ
サムサノ ナツハ オロオロアルキ

ミンナニ デクノボートヨバレ
ホメラレモセズ クニモサレズ

ソウイフモノニ

ワタシハ ナリタイ」

注:新潮、角川、岩波・・・自筆手帳原本、全て異なった
  文章になっています。


panse280
posted at 22:08

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