2019年09月26日

口を開けて寝る不体裁

「吾輩は猫である」(36)

夏目漱石  natume souseki 1867-1916

2009.9 15 110刷発行(新潮文庫)

(日本語の表現を探して)

<口を開けて寝る不体裁>
「細君は乳飲児を一尺ばかり先へ抛り出して
口を開いていびきをかいて枕を外している。
凡そ人間に於いて何が見苦しいと云って口を
開けて寝る程の不体裁はあるまいと思う。
猫などは生涯こんな恥をかいた事がない。」

panse280
posted at 01:54

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