家人の迫害に耐える日々
「吾輩は猫である」(2)
夏目漱石 natume souseki 1867-1916
2009.9 15 110刷発行(新潮文庫)
(日本語の表現を探して)
<家人の迫害に耐える日々>
「彼はよく昼寝をしている事がある。時々
読みかけてある本の上に涎(よだれ)をた
らしている。」
「彼は胃弱だが大飯を食う。・・教師という
ものは実に楽なものだ。」
「この家の子供は言語道断で、頭へ袋をかぶせ
たり、抛り出したり、しかも手出しをしようも
のなら家内総がかりで追い回して迫害を加える。」