猫、先生宅に入る
「吾輩は猫である」(1)
夏目漱石 natume souseki 1867-1916
2009.9 15 110刷発行(新潮文庫)
(日本語の表現を探して)
<猫、先生宅に入る>
「吾輩は猫である。名前はまだない。」
「吾輩は笹原の中に棄てられたのである。」
「書生以外の人間のはじめてあった。”おさん”
である。」
「吾輩は投げ出されては這い上がった、おさんは
つくずくいやになった。その時、家の主人が騒々
しい何だといいながら出てきた。」
「主人は置いてやれといったまま奥に入ってしまった。」
「かくして吾輩はこの家を自分の住家と極めた。」