2019年02月27日

国学者と儒学者の偏見

「美と宗教の発見」(8)

梅原猛  1925-2019
takeshi umehara

2018.3.30 第13刷発行(筑摩書房)

<国学者と儒学者の偏見>
われわれは論語や孟子、さらに十八史略など
を読むが、法華経や、日本人にもっとも読まれた
仏典である観音経を読もうとしない。
バイブルを読まずに西洋文学ができないように
仏典を読まずに日本文学は理解できない。
新古今集を仏教の影響なしに見るということは
俊成や定家らが天台止観の熱狂的信奉者であった
ことを無視する暴挙であるだろう。

panse280
posted at 04:43

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