2019年02月21日

禅を愛する鈴木大拙

「美と宗教の発見」(2)

梅原猛  1925-2019
takeshi umehara

2018.3.30 第13刷発行(筑摩書房)

<禅を愛する鈴木大拙>
現代日本における代表的な日本文化論の
吟味を鈴木大拙と和辻哲郎からはじめたい。
日本文化論、日本精神史は彼らによって
一応の体系に完成させられた。
しかし、時は流れ、今や戦後の日本文化論
が必要なのではないだろうか。
鈴木は「禅が日本人の自然愛に深みを与え
た」、例として俳句、茶道などをあげてい
る。
神道において、清潔で簡素な美を尊んだ
日本人は、密教で絢爛な美をおぼえた。
そのことが万葉集と古今集の美の差異と
なった。さらに禅が単色にしてしかも
無限に複雑な自然観をおしえた。それは
簡素単純なるものへの回帰であった。

筆者は鈴木の禅への身びいきを批判する
のである。

panse280
posted at 04:41

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