2018年01月18日

仏陀誕生

「釈迦」(3)
武者小路実篤  1885-1976
saneatu mushakouji

2017.5.16 第1刷発行(岩波文庫)

<仏陀誕生>
苦行は5年続いた。大事なのは、心を清浄にする
ことだと思った。その結果、苦行や断食が根本的
な望みを達するに害があることに気づいた。

太子は今や自分が仏陀になったことを自覚した。
もはや死は恐るべきものではなく、生死の境が
なくなったように見えた。

「この身が無常で、定まるものがなく、皆空で
あると見、肉体も元来空のものと云うことが、
本当にわかれば、自分とか、自分のものとか云う
考えからはなれることが出来るでしょう。」

「ただまちがった考えから我ありと見るのです。
そして自分のものと云う考えを起こすのです。
そこに執着が起こり、生死が生じるのです。」

「老病死も怒り、恨み、愚かも、我ありと思う故
に起こるのです。このことを知るために私は六年
の修行がいりました。」

panse280
posted at 05:00

コメントする

名前
 
  絵文字