2017年10月15日

文章は構築物である

「書く全技術」(5)
齋藤孝  1960-
takashi saito

2016.3.30 第1刷発行(KADOKAWA)

<文章は構築物である>
文字は書かれた瞬間に公共的なものになる
ために、より慎重さが求められます。

書き言葉には訓練が必要です。
例えば、ニュースを聞き、それをメモりながら
あらためて文章にします。簡単そうにみえて
深いものがあります。

この訓練は数回やるだけで誰でもコツをつかめ
るから不思議です。

文章は「構築物」だと認識すれば、誰でも
一定のレベルのものは書けます。
テーマを探す、言いたいことを三つ作る、その
三つをからめて構築する。

文章を書くというと、原稿用紙に一字一字埋めて
いくことだと思っている人が多いようですが、実は
そうではありません。
中には、考えないままに書ける人もいますが、
そんな名人は常人よりもはるかに多くの文章を
書き続けた人でしょう。

まず、頭の中に思い浮かんだことをメモして、
書きたいことを整理し、構築します。
これから文章力を身につけようとする人は、これ
が第一歩だということを肝に銘じてください。

panse280
posted at 09:31

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