2017年08月25日

セルバンテス

「思想の歴史5 」(3)
--ルネッサンスの人間像-
野田又夫編

1970.8.25 初版発行(平凡社)

<セルバンテス>
聖書に次ぐ読者数をほこる「ドン・キホーテ」を
書いたのがセンバンテスだ。

28歳退役して帰国途中で海賊に襲われて、
捕虜になり、奴隷となった。

38歳でものを書くも売れず、貧しい生活は続いた。
教会から破門をくらったり、罰金を課せられたり、
投獄をくらったりした。

58歳のとき、「ドン・キホーテ」の前編を書き、
出版した。名声は得たが、金にはならなかった。

68歳でシェークスピアと全く同じ同年同月同日の
1616年4月23日に没した。

「ドン・キホーテ」は単なる武者修行談ではない。
これはセルバンテスという才能の高い、しかも
義侠心が強くて、かえってそのために不遇な一生
を送らざるをえなかった、一人の人間の、半ば
自嘲的、半ば自虐的な告白文学なのである。
この書の着想は暗い牢獄の中で55歳のときの
ものだった。

panse280
posted at 07:06

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