2017年08月24日

モンテーニュ

「思想の歴史5 」(2)
--ルネッサンスの人間像-
野田又夫編

1970.8.25 初版発行(平凡社)

<モンテーニュ>
ラブレーが16世紀前半のフランス・ルネサンス
思想界の代表者だとすれば、モンテーニュ(1533-92)
は後半の最も輝かしい巨星的存在である。

モンテーニュは38歳で引退(法官)して読書と執筆
の世界に入り、47歳のとき「エセー」を書き出した。

その後、ボルドー市長(4年間)にもなったが
(任務のために自己を犠牲にしないとの条件で)、
ペストや宗教戦争に尽力する。

晩年の彼は、ストア哲学者よりもソクラテスに
ひかれた。

彼の思想は東洋の老荘思想に似ている。
つまり、名利を避け、欲望を節し、世間から隠遁
する。

panse280
posted at 20:06

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