2017年07月28日
正義のために戦おうとする者へ
「思想の歴史1 ギリシャの詩と哲学」(13)
田中美知太郎編
1970.5.15 第5刷発行(平凡社)
<正義のために戦おうとする者へ>
ソクラテスは政治に関わることを拒否していた。
それをプラトンにこう説明している。
「現実社会の不義不正に抵抗して正義のために
戦おうとする者は、公人として生きていては
すぐに身を滅ぼすことになるから、私人として
生きるよりほかはないのだ。」
この説明により、プラトンは公人としての
職業を断念した。
ソクラテスとの交際からプラトンがどんな影響
をうけたかを、もっともよく理解するのには、
「饗宴」の後半にあるアルキビアデスの
ソクラテス賛美演説が参考になるだろう。
この告白はまたプラトン自身のものであったと
みてもよいからである。
田中美知太郎編
1970.5.15 第5刷発行(平凡社)
<正義のために戦おうとする者へ>
ソクラテスは政治に関わることを拒否していた。
それをプラトンにこう説明している。
「現実社会の不義不正に抵抗して正義のために
戦おうとする者は、公人として生きていては
すぐに身を滅ぼすことになるから、私人として
生きるよりほかはないのだ。」
この説明により、プラトンは公人としての
職業を断念した。
ソクラテスとの交際からプラトンがどんな影響
をうけたかを、もっともよく理解するのには、
「饗宴」の後半にあるアルキビアデスの
ソクラテス賛美演説が参考になるだろう。
この告白はまたプラトン自身のものであったと
みてもよいからである。