2017年07月17日

ヘシオドスの「神統記」

「思想の歴史1 ギリシャの詩と哲学」(2)
田中美知太郎編

1970.5.15 第5刷発行(平凡社)

<ヘシオドスの「神統記」>
はじめにカオスが生じ、つぎに大地とエロスが
生じた。

眠りと夢一族を生み、非難と苦悩を生み、
欺瞞と愛欲を生み、老齢とかたくなな心の
争いを生んだ。
労苦と忘却、飢餓、苦痛、戦闘、虚言、不法、
破滅を生んだ。

クロノスの息子、ゼウスを「巨人との戦い」
で助けた四姉妹は「競争」(ぜーロス)、「
権力」(クラトス)、「暴力」(ピエ)、
「勝利」(ニケ)である。

ヘシオドスは「神統記」において、ロゴスの世界、
すなわち哲学的宇宙生成説に最も接近していた。
その意味で、彼は、ロゴスの世界への過渡期的
人物である。

panse280
posted at 07:26

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