2017年07月16日
ホメロス、恥の文化
「思想の歴史1 ギリシャの詩と哲学」(1)
田中美知太郎編
1970.5.15 第5刷発行(平凡社)
<ホメロス、恥の文化>
前8世紀中頃---
ホメロスの英雄たちは、「恥」におのれの
生死をかける。
ホメロスの世界は貴族の世界である。
彼らは、人間として「最上のもの」でなければ
ならない。
かって、「菊と刀」を書いた、ベネディクトは
キリスト教的欧米文化を「罪の文化」といい、
日本文化を「恥の文化」といった。
ホメロス的人間のなんと健康なことか。
泣き、怒り、憂いても、なんとさわやかで
あることか。
ホメロス的人間は行動的人間であり、「テュモス」
(行動への気魄)と「ノオス」(理性)の人である。
田中美知太郎編
1970.5.15 第5刷発行(平凡社)
<ホメロス、恥の文化>
前8世紀中頃---
ホメロスの英雄たちは、「恥」におのれの
生死をかける。
ホメロスの世界は貴族の世界である。
彼らは、人間として「最上のもの」でなければ
ならない。
かって、「菊と刀」を書いた、ベネディクトは
キリスト教的欧米文化を「罪の文化」といい、
日本文化を「恥の文化」といった。
ホメロス的人間のなんと健康なことか。
泣き、怒り、憂いても、なんとさわやかで
あることか。
ホメロス的人間は行動的人間であり、「テュモス」
(行動への気魄)と「ノオス」(理性)の人である。