2017年06月05日
吉田松陰は注目されるのか?
「斉藤孝のざっくり!日本史」(1)
斉藤孝 1960-
takashi saito
2010.9.5 初版第1刷発行(祥伝社黄金文庫)
<吉田松陰は注目されるのか?>
松蔭は天皇を敬うことを教えました。
実は、江戸時代というのは、一般の人々は、
天皇の存在をほとんど忘れかけていたのです。
それが幕末になって、黒船もきて、幕府も朝廷
を利用したため、再び「朝廷」に国民の目が
向いたのです。
天皇の存在に気づき、それを、いちはやく利用
した薩長が幕府を倒すことができたのは天皇の
「再評価」を国民に広めた結果です。
フランス革命は、平民による国王の処刑ですが、
明治維新は支配階級の武士が、自らを作りかえた
珍しい動きで、その背後には、自分よりも国の
存亡に危機感をもったやむにやまれぬ大和魂だった
のです。
斉藤孝 1960-
takashi saito
2010.9.5 初版第1刷発行(祥伝社黄金文庫)
<吉田松陰は注目されるのか?>
松蔭は天皇を敬うことを教えました。
実は、江戸時代というのは、一般の人々は、
天皇の存在をほとんど忘れかけていたのです。
それが幕末になって、黒船もきて、幕府も朝廷
を利用したため、再び「朝廷」に国民の目が
向いたのです。
天皇の存在に気づき、それを、いちはやく利用
した薩長が幕府を倒すことができたのは天皇の
「再評価」を国民に広めた結果です。
フランス革命は、平民による国王の処刑ですが、
明治維新は支配階級の武士が、自らを作りかえた
珍しい動きで、その背後には、自分よりも国の
存亡に危機感をもったやむにやまれぬ大和魂だった
のです。