2017年03月11日

2030年代

「シンギュラリティは近い」(3)

レイ・カーツワイル 1948-
ray kurzweil  

2016.4.25 第1刷発行(NHK出版)

<2030年代>
2030年代には、脳のアップグレードができるよう
になりる。
アップグレードができるようになれば、人体の
ほとんどの部位が不要になり、人間はバージョン1.0
からバージョン2.0に変化すし、ポスト・ヒューマン
誕生である。

何十億ものナノボットは血流に乗って体内や脳内を
かけめぐり、病原体を破壊し、DNAエラーを修復し、
毒素を排除して、健康とはなにか、寿命とは何かが、
人間とは何か、が問題となるだろう。

バージョン2.0の人間は、酸素や資源を多く保存できる
ため、長期間、代謝資源がなくても生きていける。
水中で長く泳ぐこともできるだろう。普通の10代の若者
がオリンピック選手を上回る記録を日常的に出すように
なるだろう。

人間は長寿のために、リスクとなる心臓をはずし、
自力運動性のナノボット血球が使われるようになる。
いよいよ内蔵の交換がはじまる。
2030年代、われわれの体から、ほとんどの内蔵は撤去
されて、残るのは、骨格、皮膚、生殖器、感覚器官、
口と食堂上部、そして脳だ。バージョン2.0の骨格は
とても丈夫で、自己修復できるものになる。

panse280
posted at 07:15

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