2017年02月13日

蘇我氏と物部氏

「逆・日本史」(10)
(貴族の時代)
樋口清之   
kiyoyuki higuchi 1909-1997

2005.6.10 第5刷発行(祥伝社)

<蘇我氏と物部氏>
蘇我氏がなぜ仏教を熱心の信奉したかと
いうと、彼らは渡来人集団を背景にもって
権力を握った豪族だからである。

蘇我、物部の争いは仏教か神かという
問題ではなく、渡来人勢力の蘇我氏と古くか
ら土着していた勢力である物部氏の争いだった。

用明天皇(聖徳太子の父)の死後蘇我馬子は
欽明天皇の皇子を。物部守屋は穴穂部皇子を
たてて争い、馬子は穴穂部皇子を殺してしまった。
また両者の間で戦が起こり、蘇我氏側が勝った。

蘇我氏は山背大兄王を殺害した蘇我入鹿の一瞬
の過ちによって崩れ去った。

その後、藤原氏(中臣氏)は蘇我氏を倒し、
そのやり方(天皇に寄生)を継承して、権力
を盤石にした。

panse280
posted at 09:01

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