2017年01月09日

日本語を作った男

「日本語を作った男」(1)

山口謠司 youji yamaguchi 1963-

2016.6.7 第2刷発行(株式会社集英社)

<現代日本語のはじまり>
われわれが使う日本語は明治の後半、1900年頃
に作られた。
官報で公表され、教科書で使われて普及する事
になった。

上田万年は、日本人として初めて言語学を専門
にした学者である。

1908年、森鴎外46歳、司会者上田万年41歳、臨時
第4回仮名遣調査委員会にて鴎外は自説をしゃべり
まくった。

「たとえば、気の狂った人があって道もない所
をはしり、その後ろをたくさんの人がついていく
ようなものです」

「気の狂った人」は夏目漱石のことだろう。
鴎外は「吾輩は猫である」にイライラしていた。

結果的にみれば、司馬遼太郎もいうように、
夏目漱石が現代日本語をつくったといえる。

「吾輩は猫である」からはじまる、わずか10年の
漱石作品が現代日本語をつくった。

1946年、「現代かなづかい」が告示されて、
上田万年の夢がかなった。

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「吾輩は猫である」は、1905年1月、「ホトトギス」
に発表され、翌1906年8月まで継続した。
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panse280
posted at 06:49

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