2016年11月19日

白人にとって人種問題は重要なのだ

「世界は邪悪に満ちているだが、日本は・・・」(2)

日下公人kimindo kusaka 1930-
高山正之masayuki takayama 1942-

2015.12.24 第3刷発行(WAC)

<白人にとって人種問題は重要なのだ>
1894年、香港でペストが流行った。
日本から医療支援隊が向かった。その中に
北里柴三郎がいた。
着いて2日後に北里はペスト菌を見つけた。
そのおかげで、3ヶ月で香港のペストは終息した。

欧米の医学界が何世紀も解らなかった黒死病の
正体を日本人があっさり解明したことは
驚きと嫉妬で迎えられた。

しかし文明は白人のものだ。彼らは仏人医学者
が発見したことにして、北里の栄誉を取った。
1960年代には、菌の学名に残っていた北里の
名も消した。北里は「寛容」で受け入れた。

戦争では、ちいさな船で大型戦艦を沈めたり、ドイツ
兵の略奪におびえる北京市民を守ったり、日本兵
の強さと礼儀正しさは、白人を混乱させた。

日本人は白人が言う有色人種とは中国人のことだ
と思っていた。日本人を指しているとは気がつか
なかった。それぐらい日本人は人種問題に無頓着
であった。

白人は日本人が白人をご主人様と敬わないこと
にいらだっていた。

今でも、世の中は日本人が知ろうとしない民族の
相克と宗教によって動かされている。その上に
無知で野卑な国々が人種の壁を構築し、ふんぞり
返っている。

panse280
posted at 23:19

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