2016年08月23日

国体

「地球日本史(3)」(13)

責任編集 西尾幹二 1935-
kanji nishio

2005.5.20 3刷発行(扶桑社)

<国体>
「国体」という字は、延喜式の祝詞のうちで
ある「出雲国造神賀詞」に出てくるが、それは
「くにがた」と読ませて、地勢・地形の意味に
近い。

昭和の2.26事件前夜の時期に、美濃部達吉の
「天皇機関説」とのからみで、衆議院の「国体
明徴決議」などという事件が生じた頃から、
何か独特の意味合いをもつようになった。

昭和12年に文部省が編纂した「国体の本義」は
学問的に高い水準にもかかわらず、戦後は忌み
嫌われる書物となった。

米軍が危険視したのは、その言葉がもつ呪術的
力であった。

明治40年の英訳では、「glory of the fundamenntal
character of Our Empire」
又、英語学者、斎藤秀三郎の和英大辞典では、
「national constitution」となっている。
最新のランダムハウス英和辞典では、逆に
constitutionの訳語の一つとして「国体」を
あてている。

注)constitution 構造、体格、素質
  政治的文脈では憲法、政体など。

panse280
posted at 22:50

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