2016年08月04日
日本語への戦い
「地球日本史(2)」(11)
責任編集 西尾幹二 1935-
kanji nishio
2005.5.20 2刷発行(扶桑社)
<日本語への戦い>
1728年、荻生徂徠没(63)
1801年、本居宣長没(72)「国学」
文字はなくても、国語はほぼ完成していた
からこそ、古代の日本人は、漢字漢文を訓読み
によって受け止めた。
この古代人の苦闘の経験に思いを馳せたのが
宣長の「古事記伝」である。
徂徠から宣長へのドラマは、中国語学習からの
日本語確立への千年前の悪戦苦闘が江戸の舞台
へ移されて再演、再現された精神劇にほかなら
ない。
まさに古代言語文化ルネサンスにふさわしい
一大ドラマだったといってよいだろう。
責任編集 西尾幹二 1935-
kanji nishio
2005.5.20 2刷発行(扶桑社)
<日本語への戦い>
1728年、荻生徂徠没(63)
1801年、本居宣長没(72)「国学」
文字はなくても、国語はほぼ完成していた
からこそ、古代の日本人は、漢字漢文を訓読み
によって受け止めた。
この古代人の苦闘の経験に思いを馳せたのが
宣長の「古事記伝」である。
徂徠から宣長へのドラマは、中国語学習からの
日本語確立への千年前の悪戦苦闘が江戸の舞台
へ移されて再演、再現された精神劇にほかなら
ない。
まさに古代言語文化ルネサンスにふさわしい
一大ドラマだったといってよいだろう。