2016年07月24日

「鎖国」が歴史になった理由

「地球日本史(2)」(2)

責任編集 西尾幹二 1935-
kanji nishio

2005.5.20 2刷発行(扶桑社)

<「鎖国」が歴史になった理由>
徳富蘇峰「近世日本国民史」で、鎖国のために
植民地分割競争への参加で遅れをとったとされた。

和辻哲郎「鎖国」(昭和25年)で、敗戦理由を
鎖国によって科学精神を欠如した故とされた。

徳富、和辻の本以外に「鎖国」の出所は
ドイツ人医師のケンペルの「日本誌」付録を、
1801年に志筑忠雄がオランダ語訳から転訳した。
原文(英語)は、The Japanese Empire to keep
it shut up as it now is.
しかし、ケンペルのドイツ語にはshut upに
相当する語がなかった。

つまり、「鎖国」の出典そのものが幻だったと
いうことだ。

panse280
posted at 09:02

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