2016年07月08日

日本に象が来た

「地球日本史(1)」(19)

責任編集 西尾幹二 1935-
kanji nishio

2005.5.20 3刷発行(扶桑社)

<サン・フェリーペ事件と象>
1596年、サン・フェリーペ号が土佐に漂着、
荷が没収されたため、スペインの国力を誇示し、
日本を威嚇した。

その乗組員は国土の征服方法を話した。
先ず、宣教師を送り込む、次に軍隊を送り込み、
合同して相手国を征服すると。その話は秀吉に
報告された。

さまざまな紆余曲説はあるが、その結果、彼ら
26人のキリスト教徒は長崎において処刑された。

スペインは憤慨したが、自国の混乱もあり、日本
の怒りを静めようとして、土産を献上した。
その中に一頭の象があった。

都大路と大阪の町をずしん、ずしんと地響きを
たてて歩く化け物を一目みたさに、群衆はわれ先
に駆けだした。秀吉は幼い秀頼に象を見せて
喜んだりしたものの、心は許さず、マニラ総督
あての返書には相変わらず宣教師の活動を制限する
意向をはっきり述べ立てていた。

秀吉の最後に立ち会ったポルトガルの宣教師、
ロドリゲスは、7年間秀吉に仕えたが、個人的に
キリスト教について秀吉と話すことが一度もな
かったことを悔やんだ。

panse280
posted at 08:40

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字