写真に写るもの
「荒木経惟の言葉」(10)
荒木経惟 1940-
nobuyoshi araki
2013.7.19 1刷発行(パイインターナショナル)
<写真に写るもの>
「オレは朽ちていくものが好きなんだよ。
どこかに死の要素がないとだめなんだな。」
(アラーキー)
「写真は時間をとめてしまう装置であること。
これってやはり、決定的なことじゃないですか。
人間は時間をとめてみたいという欲望を、
ずっと抱えてきたはずでしょう。
僕は毎日、眼の前のものをとめたくてとめたく
てしょうがない。」
「要するにその人にとって何でもないものは、
決して写真にうつらないんだな。」