2016年06月02日

無事

「男の禅語」(3)
平井正修   1967-
shousyu hirai

2016.6.10 1刷発行(知的生きかた文庫)

<無事>
--考えに隙をつくらない--

小人閑居して不善をなす、という言葉があります。
ヒマな人間はロクなことをしません。
カネを持てばなおさらです。

禅宗の修行道場では「速くしなさい」といいます。
つまり、心のスキをつくらないようにするためです。

世の中には、ヒマそうに見えて、多くの仕事を
こなしている人がいます。彼らは、きっと「心のスキ」
がないように、ルーティンを決めているのでしょう。

夏目漱石は、寝るときに、読んでも、読まなくても
本を寝床に持ち込んでいました。「猫(吾輩)」が
それを描写しています。

たとえ、読まなくても持ち込む、これがルーティンです。

日常生活のスキがあったら、とりあえず埋めておく。
やってもやらなくてもよいのです。習慣になると、
時間がたてば「仕事」ができてしまうものなのです。

一気に終わらせようとすると、絶望したり、ストレス
をためて身体をこわしてしまいます。

大きな仕事をする人は、大抵、スキのない時間を
さまざまなルーティンで埋めているのです。

panse280
posted at 21:22

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