2016年04月12日
冒涜者エウリピデスよ
「悲劇の誕生」(7)
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二 訳
2014.4.25 3版発行(中公クラシックス)
<冒涜者エウリピデスよ>
エウリピデスよ、そなたがディオニソスを
見捨てたがゆえに、アポロもまたそなたを
見捨てたのだ。
エウリピデスの美学の根本命題は、「一切は、
美しくあるためには、意識的でなければなら
ない。」
エウリピデスを、美学上のソクラテス主義の
詩人とみなすことができよう。
<ソクラテス主義>
「美学上のソクラテス主義の最高の法則は、
「美しくあるためには、全ては、理知的で
なければならぬ。」
ソクラテスは古い時代の悲劇を理解もしな
ければ、尊重もしなかった。
われわれは、ソクラテスをディオニソスの
敵と考える。
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二 訳
2014.4.25 3版発行(中公クラシックス)
<冒涜者エウリピデスよ>
エウリピデスよ、そなたがディオニソスを
見捨てたがゆえに、アポロもまたそなたを
見捨てたのだ。
エウリピデスの美学の根本命題は、「一切は、
美しくあるためには、意識的でなければなら
ない。」
エウリピデスを、美学上のソクラテス主義の
詩人とみなすことができよう。
<ソクラテス主義>
「美学上のソクラテス主義の最高の法則は、
「美しくあるためには、全ては、理知的で
なければならぬ。」
ソクラテスは古い時代の悲劇を理解もしな
ければ、尊重もしなかった。
われわれは、ソクラテスをディオニソスの
敵と考える。