陰陽の足
「五輪書」(6)
宮本武蔵 1584-1645
musashi miyamoto
大倉隆二訳
2012.10.10 第1刷発行(草思社文庫)
<水の巻その2>
・姿勢
視線を動かさず、目を常より細めにして、
両肩は下げ、姿勢を正すこと。
・目の付け方
観(広くみる)見(細部をみる)の目が肝要。
これは急には身につけることは出来ないから、
日頃から工夫すべし。
・太刀の持ち方
太刀は敵を切るつもりで持つこと。
・足の使い方
「陰陽の足」が大切である。
「陰陽の足」とは、常に片足だけは、動かさない
ことである。飛び足、浮き足はよくない。