2016年02月28日

山鹿素行(3)

「日本精神の研究」(13)
安岡正篤 1898-11983
masahiro yasuoka

2012.8.10 第5刷発行(致知出版)

<山鹿素行>(3)
天下の万事をいれて自由ならしむ、これを
度量という。

命に安んじるとは、くそ度胸ではない、
みずから随処に主となってゆくことである。

狂犬のように名利を追いかける俗人は、いつ
までたっても運命の奴隷である。

出世には、運あり、家柄あり、しかし出世は
果たして求むべきものか。
出世は人の肉感に誇示する自己の享楽にすぎ
ない。出世のために、万事に奴隷のごとく
卑屈狡猾ならしめるは妄動の牢獄である。

panse280
posted at 17:37

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