2016年02月27日
山鹿素行(2)
「日本精神の研究」(12)
安岡正篤 1898-11983
masahiro yasuoka
2012.8.10 第5刷発行(致知出版)
<山鹿素行>(2)
「まず気を養うことを以て修身存心のもととす」
どぶネズミになるか竜虎になるかは、気一つで
分かれる。気をひきいるは志である。
いかなるを義といわんとならば、内に省みて
羞恥するところあり、いかなるを利といわんと
するならば、安逸に従うを利というべし。
志気とは志に率いられた気の躍進を表す言葉。
そうじて善人とか君子といわれる者にこの
志気がない。かくのごとき善人君子は悪人
大俗の輩から軽侮されてもしかたない。
まことの君子は豪傑でなければならぬ。
安岡正篤 1898-11983
masahiro yasuoka
2012.8.10 第5刷発行(致知出版)
<山鹿素行>(2)
「まず気を養うことを以て修身存心のもととす」
どぶネズミになるか竜虎になるかは、気一つで
分かれる。気をひきいるは志である。
いかなるを義といわんとならば、内に省みて
羞恥するところあり、いかなるを利といわんと
するならば、安逸に従うを利というべし。
志気とは志に率いられた気の躍進を表す言葉。
そうじて善人とか君子といわれる者にこの
志気がない。かくのごとき善人君子は悪人
大俗の輩から軽侮されてもしかたない。
まことの君子は豪傑でなければならぬ。