2016年02月14日

最強の剣法

「薩南示現流」(2)
津本陽 1929-
you tsumoto

2006.2.10 新装版第1刷発行(文春文庫)

<最強の剣法>
東郷重位の示現流は、思うに、最強の剣法だ。
それは、スピードである。最速のスピードを
だす構えが「とんぼ」だ。

示現流では手の脈が四回半鼓動する間を「分」と言い、
分の1/8を秒、秒の1/10を糸、糸の1/10を忽、忽の1/10を
「雲耀」と云う。

即ち、一回の脈拍の約1800分の1の早さである。

大抵の使い手は雲耀を称していても実際には糸か忽程度
である。真の雲耀の太刀の破壊力は計り知れないものが
あるというが、その境地に達したのは開祖東郷重位のみ
である。

【蜻蛉】 (Tonbo)構え
蜻蛉の構えは左足を前に出し、剣を持った右手を耳の辺り
まで上げて、左手を軽く添えるという八相に似た構え。
その特徴は左肱をそこから少しも動かさない「左肱切断」
によって手元を動かないようにして、右手だけであたかも
石を投げるように相手に向かって剣を振り降ろすことに
よりより速い斬撃を送ることができることにある。

【行】 (Kou)攻撃
一息の間に3間(9.9m)を跳躍し、相手を奇襲する技。


panse280
posted at 06:53

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