2015年09月18日

天下統一の夢

「物語日本史(下)」(1)

平泉澄 1895-1984
kiyoshi hiraizumi

1996.10.15 第26刷発行(講談社学術文庫)
初版は1970年出版の「少年日本史」(平泉氏76歳)

<天下統一の夢>

足利義政の正室日野富子に男児が誕生したことが
原因かもしれないが、応仁の乱(1467-1477)は
複雑怪奇な内乱だった。

その後100年も群雄割拠の時代が続くが、その中で
武田信玄と上杉謙信が現れるも、天下統一の夢は
見えなかった。

天下統一に動きだしたのは織田信長(1534-1582)だ。

信長27歳、名将今川義元の大軍(4万)は京都へ進軍、
その途中にいた、ちっぽけな戦力(4000)を持つ信長を
全く眼中に入れずに踏み潰して上京するはずだった。
しかし、そこで信長の奇襲にあい義元あえなく没す、
桶狭間の戦いである。

信長は足利幕府の再興ではなく朝廷の再興に尽力した。
将軍義昭が朝廷をおろそかにしたため京都から追放
した。足利幕府はここに亡びた。

panse280
posted at 17:41

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