2015年07月11日

芸術家

「草枕」(5)

夏目漱石 1867-1916
sohseki natsume

2006.5.20 第131刷発行(新潮文庫)
--漱石の文章を味わってみる--

<芸術家>

「怖いものも只怖いものそのままの姿と見れば
詩になる。凄い事も、己れを離れて、只単独に
凄いのだと思えば画になる。
・・・
四角な世界から常識と名のつく、一角を摩滅し
て、三角のうちに住むのを芸術家と呼んでも
よかろう。」

panse280
posted at 17:28

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