2015年05月12日

菊池寛の独創性

「小林秀雄」(16)

江藤淳 1932-1999
jyun eto

1990.4.30 第8刷発行(角川文庫)

<菊池寛の独創性>
「心理描写だとか性格解剖だとか或は何とも
言へない巧さだとか味ひだとか、さては人生
の哀愁だとか人類の苦悩だとか、さういふも
のには一切道草を食はず、直ちに間違ひのな
い人間興味の中心に読者が推参出来る様に、
菊池氏の作品は仕組まれている・・
ここに僕(小林)は菊池氏の独創性を見る。」

文学を通俗文学と純文芸に分けたことは大きな
間違いだと言ったのは幸田露伴である。

菊池寛の文学は大衆演劇の宝典である。
大衆は心を揺さぶられたいのである。

panse280
posted at 05:48

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