2015年05月10日
菊池寛の「常識」
「小林秀雄」(14)
江藤淳 1932-1999
jyun eto
1990.4.30 第8刷発行(角川文庫)
<菊池寛の「常識」>
「「菊池寛論」は「ドストエフスキイの生活」
完結の二ヶ月前、に書かれたが、「精神の渇き」
に悩んだ小林が、「常識」に活路を求めようと
する端緒がここにあらわれている。
彼は追悼文を含めて三度菊池寛を論じているが、
小林がこのように繰返して論じた日本の近代作家
はほかにいないのである。」
「もし日本の代表作家を誰か一人あげよと外人に
迫られたら、自分は菊池寛をあげるといったのは
小林秀雄である。」
「小林が菊池寛が現代日本の代表作家だといった
のは、「ドストエフスキイの生活」以前のことに
なる。」
江藤淳 1932-1999
jyun eto
1990.4.30 第8刷発行(角川文庫)
<菊池寛の「常識」>
「「菊池寛論」は「ドストエフスキイの生活」
完結の二ヶ月前、に書かれたが、「精神の渇き」
に悩んだ小林が、「常識」に活路を求めようと
する端緒がここにあらわれている。
彼は追悼文を含めて三度菊池寛を論じているが、
小林がこのように繰返して論じた日本の近代作家
はほかにいないのである。」
「もし日本の代表作家を誰か一人あげよと外人に
迫られたら、自分は菊池寛をあげるといったのは
小林秀雄である。」
「小林が菊池寛が現代日本の代表作家だといった
のは、「ドストエフスキイの生活」以前のことに
なる。」