2015年05月04日

ドストエフスキー再読へ

「小林秀雄」(8)

江藤淳 1932-1999
jyun eto

1990.4.30 第8刷発行(角川文庫)

<ドストエフスキー再読へ>
「僕(小林)は今ドストエフスキーの全作を
読みかへさうと思っている。広大な深刻な実生活
を活き、実生活に就いて、一言も語らなかった
作家、実生活の豊富が終つた処から文学の豊富が
生れた作家、而も実生活の秘密が全作にみなぎって
いる作家、而も又娘の手になった、妻の手になった、
彼の実生活の記録さへ、嘘だ、嘘だと思はなければ
読めぬ作家、かういふ作家にこそ私小説問題の一番
豊富な場所があると僕は思つている。
出来る事ならその秘密にぶつかりたいと思つている。」
(小林)

panse280
posted at 07:33

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