2015年04月29日

近代文学

「小林秀雄」(3)

江藤淳 1932-1999
jyun eto

1990.4.30 第8刷発行(角川文庫)

<近代文学>
小林秀雄がたどった道は、近代的芸術家の
たどるべき道であった。

「しかし、そのことに成功したのは、おそらく
小林秀雄ただ一人である。逆にいえば、この
強烈な毒の好餌となるためにのみ、昭和前半の
文学は存在したかにみえる。」

小林が最初に書いていたのは小説である。
志賀直哉が垂直に見るであろう現実を彼は
ハスカイに見た。

「小林は、いわば志賀直哉と夏目漱石の中間の
位置にいて、焦燥にかられながらシニカルな
視線を現実に投ずるのである。」

panse280
posted at 20:52

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