2015年03月18日

不本意だった東京大学着任

「漱石全集第18巻」(4)
--文学論--

夏目漱石 1867-1916
souseki natsume

1979.8.8 第7刷発行(岩波書店)

<不本意だった東京大学着任>
「留学中に余が蒐めたるノートは蝿頭の細字にて
五、六寸の高さに達したり。余はこのノートを唯一
の財産として帰朝したり。」

漱石は帰朝後10年を期して「文学論」をまとめる
つもりでいたが、帰朝後すぐに東京大学の英文学
を担当するように命ぜられた。
漱石にとって留学の目的は、大学で英文学を教える
ためではなかったが諸般の都合で受けざるを得なかった。

「余の目的はかねての文学論を大成するに在リしを
以って、教授の為に自己の宿志を害せらるるを好まず。」

panse280
posted at 19:05

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