2015年03月17日

文学研究に没頭する

「漱石全集第18巻」(3)
--文学論--

夏目漱石 1867-1916
souseki natsume

1979.8.8 第7刷発行(岩波書店)

<文学研究に没頭する>
「余は下宿に立て籠もりたり。一切の文学書を
行李の底に収めたり。文学書を読んで文学の如何
なるものなるかを知らんとするは血を以って血を
洗うが如き手段たるを信じたればなり。
余は心理的に文学は如何なる必要があって、この
世に生まれ、発達し、頽廃するかを極めんと誓へ
り、。
余は社会的に文学は如何なる必要あって、存在し、
隆興し、衰滅するかを究めんと誓へり。」

「余は使用する一切の時を挙げて、あらゆる方面
の材料を蒐集するにつとめ、余は消費し得るすべて
の費用をさいて参考書を贖へり。
この一念を起こしてより六、七ヶ月の間は余が
生涯のうちにおいてもっとも鋭意にもっとも誠実
に研究を持続せる時期なり。」

panse280
posted at 22:05

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