2015年02月22日

漱石の妻

「父・夏目漱石」(17)
夏目伸六 1908-1975
shinroku matsume

1992.6.25 第3刷発行(文春文庫)

<漱石の妻>
漱石の妻は「悪妻」ということになっている。
これを流したのは、小宮豊隆だ。

「君(小宮)の手紙は色女が色男へよこす様だ。
見ともない。男はあんな愚な事で20行も30行も
つぶすものじゃない」(漱石)

小宮は目下には強く、尊敬する相手は絶対だった。
彼は「漱石神社の神主」と陰口をたたかれた。

「夫婦は親しきを以って原則とし親しからざるを
以って常態とす。・・細君は始めが大事也。
気をつけて御したまえ。女程いやなものはなし」
(漱石)

漱石の妻は悪妻ではなく、普通だ。漱石が小説の
中で悪口を書くものだから、漱石信奉者の小宮が
それを絶対として吹聴したのである。

panse280
posted at 15:57

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