2015年02月16日

「草枕」(2)

「父・夏目漱石」(11)
夏目伸六 1908-1975
shinroku matsume

1992.6.25 第3刷発行(文春文庫)

<「草枕」>(2)
多忙の中、1週間あまりで書き上げた「草枕」は、
書きだした8月の27日には「新小説」の発表され、
2日後の29日には売り切れた。

「今度新小説にかいた。是非読んで頂戴。
こんな小説は天地開闢以来類のないものです。
(開闢以来の傑作と誤解してはいけない)」

「草枕を明治文壇の最大傑作といふてくれる人
はたんとあるまい。普通の小説の読者は第一
つまらないと云ふて笑うだろう。」

「今まで受け取った批評のうち尤も長く且つ
真面目なものは深田康算先生のものである。
尤も感情的なものは君(森田草平)のもので
ある。多少けちをつけたものが2,3人ある。
いづれもうれしい。」

けちをつけたのは、碧梧桐と畔柳芥舟さんらしい。

ちなみに、ピアニストのグレン・グールドを始め、
海外では「草枕」がもっとも人気がある。

panse280
posted at 21:56

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