2015年01月24日

漱石が突然書きだした

「漱石の思い出」(10)

夏目鏡子述 1877-1963
kyoko natsume

2009.10.25 第7刷発行(文春文庫)

<漱石が突然書きだした>
「吾輩は猫である」から続けざまに漱石は
書きだした。
学校から帰ってきてから、10時から1時ごろまで
楽しそうに書いていました。
「坊っちゃん」「草枕」でも、5日〜1週間で、
多くは一晩か二晩で書いていました。

「はたで見ているとペンをとって原稿紙に向かえば、
直ちに小説ができるといったぐあいに張り切って
おりました。書き損じはまったくといっていいほど
なかったものです。
よく文学者の方が苦心談をされるのが腑に落ちない
くらいで、こんな片手間な楽なことをして、書く
当人はおもしろく、私たちの生活も楽になるので、
こんなうまいことはないくらいに思ったものです。」

「猫」で最初にいただいた原稿料は12〜3円ぐらい
だったと思います。

panse280
posted at 17:17

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