2015年01月20日

紅葉と一葉

「漱石の思い出」(6)

夏目鏡子述 1877-1963
kyoko natsume

2009.10.25 第7刷発行(文春文庫)

<紅葉と一葉>
熊本から上京した頃、紙面には紅葉の「金色夜叉」
が連載されていました。その人気はたいしたもの
でしたが、夏目はいっこうに感心しなかったよう
です。

感心していたのは一葉女史の作物でした。
一葉女史の全集を買って参りまして、官舎の二階
にねころびまして、「たけくらべ」などには
ことに感嘆して、男でもなかなかこれだけ書ける
ものはないと申して、しきりに全集を読んでいた
そうです。これは私(鏡子)の弟から聞いた話です。

panse280
posted at 15:48

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